「ぬか漬け」をやってみたいけど、なんか難しそう。
初めてでも失敗しないぬか床はある?
容器とか、必需品についても知りたい。
今回は、そんな疑問に答えていきます。
すこやんが「ぬか漬け」を始めて2年ほど経ちます。
実家でも作っていなかったので、まったくの初心者でした。
2つの店で買ったぬか床をダメにして挫折しかけたけど、3つ目の店のぬか床でようやく成功し、今も継続しています。
その経験をもとに書いていきます。
【初めてのぬか漬け】初心者でも失敗しない!おすすめのぬか床
最後に行きついた伝説のぬか床「たね坊のぬか床」
「伝説」はいいすぎですが、
初心者でも失敗しにくい1番おすすめのぬか床は
「たね坊のぬか床」さんのぬか床です。
「たね坊のぬか床」熟成ぬか1kgスターターセット(タッパー付き)
「たね坊のぬか床」熟成ぬか1.5kgスターターセット(タッパー付き)
「たね坊のぬか床」熟成ぬか1.5kg+足しぬか1kgスターターセット(タッパー・水抜き付き)
「たね坊のぬか床」熟成ぬか1.5kg+足しぬか1kgスターターセット(ホーロー容器・水抜き付き)
「たね坊のぬか床」特徴
◎毎日かき混ぜなくてもいい
・国産の原料を使用
・添加物は不使用(無添加)
・35年間継ぎ足してきた「熟成ぬか」に、原料を配合して熟成するまで約1カ月かけている(お店のサイトより)
・通常のぬか床「熟成ぬか」(無添加)のほかにも、「芳醇プレミアムぬか」(無添加&無農薬)も選べる。
すこやん口コミ
◎毎日かき混ぜなくても、本当にぬか床がダメにならない。(週1~2回くらいでOK)
他店のぬか床は、毎日かき混ぜたとしても、最終的にダメになりましたが、
「たね坊のぬか床」のぬか床は捨てたことがありません。
・原料が安心できる
・おなかの調子がよくなる
・漬ける食材にもよるけど、味は まあまあ~おいしい
・「酸味調整いりぬか」(粉末)を売っているので、水っぽくなった時に助かる
△他の2店よりは値段が高め
ちなみに、すこやんは、「芳醇プレミアムぬか」(無農薬)のほうを使っています。
「たね坊のぬか床」芳醇プレミアムぬか1kgセット(タッパー付き)「たね坊のぬか床」芳醇プレミアムぬか1.5kgセット(タッパー付き)
「たね坊のぬか床」芳醇プレミアムぬか1.5kg+足しぬか1kgセット(タッパー・水抜き付き)
「たね坊のぬか床」芳醇プレミアムぬか1.5kg+足しぬか1kg+煎りぬか200gセット(ホーロー容器・水抜き付き)
では次に、「たね坊のぬか床」さん以外に試したお店を紹介します。
最初に試したぬか床「食のお医者さん・樽の味」
1番目に試したぬか床は
「食のお医者さん・樽の味」のぬか床でした。
まず ぬか床1袋だけ買って試したい↓
漬けもん屋の『ぬか床800g(袋入り)』メール便送料無料!「食のお医者さん・樽の味」特徴
◎おなかの調子がよくなる
・毎日かき混ぜなくてもいい(と、お店のサイトには書かれています)
・国産の原料を使用
・添加物は不使用(無添加)
・「うまみの素」(粉末)を売っているので、水っぽくなった時に助かる
・180日以上熟成発酵。ぬか1kgに対し2億2千万個以上の植物性乳酸菌によって発酵される(お店のサイトより)
すこやん口コミ
◎おなかの調子のよさでいうと、このぬか床が体感的に1番でした。
・漬ける食材にもよるけど、味は まあまあ~おいしい
△「毎日かき混ぜなくてもいい」とは書かれていますが、
数日かき混ぜず、水分が多めだった頃にシンナー臭くなり、修復不可能で、捨てるしかなくなりました。
2番目に試したぬか床「こうじや里村」
2番目に試したぬか床は
「こうじや里村」のぬか床です。
「こうじや里村」熟成ぬか床800g
「こうじや里村」特徴
・おなかの調子がよくなる
・毎日かき混ぜなくてもいい(と、お店のサイトには書かれています)
・国産の原料を使用
・添加物は不使用(無添加)
・特別な乳酸菌を10億個 / Kg 使用し、長時間熟成発酵
すこやん口コミ
◎味と香りのよさでは、このぬか床が一番でした。
△「毎日かき混ぜなくてもいい」とは書かれていますが、
こちらも水分が多めだった頃にシンナー臭くなり、修復不可能で、捨てるしかなくなりました。
【まとめ】試したぬか床3つについて
共通点
・冷蔵庫で保管
・国産の原料
・無添加
・おなかの調子がよくなる
・簡単なガイドブック付き
それぞれの長所
一番 失敗しづらい→「たね坊のぬか床」
一番 おなかに効いた→「食のお医者さん・樽の味」
一番 味と香りがよい→「こうじや里村」
ということで、「失敗しない」という点では、「たね坊のぬか床」のぬか床がおすすめです!
ただこれは私1人の体験談なので、他の人なら失敗しないかもしれません。
上にあげた3つの店のぬか床は、どれも良質なぬか床なので、初心者の方でも『挑戦してみたい!』という方は、「食のお医者さん・樽の味」や「こうじや里村」のぬか床も試してみるのもいいと思います。
ぬか床と一緒にそろえたいもの
初めてぬか漬けに挑戦する場合は、ぬか床のほかに必需品があります。
家にない場合は、ぬか床と一緒にセットで買っておくといいですよ。
①「容器」
【すこやん家の容器】
最初に試した「食のお医者さん・樽の味」で売っている容器を買いました。
ホーローの容器で、よこにハンドルがついています。
ぬか床に手を突っ込まなくても、ぬか床がかき混ぜられるというのが売りの商品で
値段は1万円ほどしました。
確かに冬などは、冷たいぬかに手を突っ込む機会が減るので、便利といえばやはり便利です。
ですが、今から買うとしたら、普通のハンドルがついていないホーロー容器を選ぶかなと思います。
理由は2つ。
1つ目は、ハンドルの内側(ぬかに当たる部分)がプラスチックなのが少し気になるから。
2つ目は、ハンドルで混ぜられるのはぬか床全体の8割くらいで、端のほうは混ざらないため、全体を混ぜたい時は、どうせ手を使わないといけないから。
ハンドルなしのホーロー容器なら5千円以内で買えます。
自宅に余っている容器を使ってもいいですし、容器はまずぬか床に慣れてから考えたい、というのもアリだと思います。
ホーローは、塩分や酸に強く、衛生面でも優れているためおすすめです。
「たね坊のぬか床」さんのホーロー容器(野田琺瑯)
②水抜き
ぬか漬けに「水抜き」は必需品です。
ぬか漬けを始めて数日のうちは、ぬか床に水分が少ないので問題ないのですが、1週間…2週間とたつうちに、漬けた野菜から水が出て、ぬか床の水分が多くなってきます。そして表面に水たまりができます。
少量ならティッシュやキッチンペーパーで吸い取るといいですが、キューリなど水気の多い野菜を頻繁に漬けていると、かなり水が出てきます。
過度な水分は、ぬか床がダメになる原因の1つなので、なるべく放置しないようにしましょう。
とはいえ、ずっと見張っているわけにもいきません。そこで便利なのが「水抜き」です。
「水抜き」は、小さな穴が開いた小さなとっくりのようなものです。ぬか床に埋めておくだけで、自動的に穴から水をとっくりの中に吸い込んでくれるので、容器を開けた時にとっくりの水を捨てるだけで済みます。
最初は「水抜き」の存在を知らず、容器を開けて水たまりができていると慌てていましたが、今では「水抜き」なしのぬか漬けは考えられません。
③足しぬか・煎りぬか(粉末)や昆布・唐辛子・塩
足しぬかや昆布・唐辛子・塩は、ぬか床とセットで販売している店も多いです。家になければ、ぬか床と一緒に買うか、あとで買い足しましょう。
これらも、始めてすぐは必要ないですが、野菜を漬けるごとに野菜から水分が出て、ぬか床の濃度が薄まってきます。
また、ぬか床の量も少しずつ減っていきます。野菜を取り出すときに、野菜にくっついて出ていくからです。
・足しぬか・煎りぬか(粉末)…「足しぬかをする」ということです。
単純に量を足す意味もありますし、水分がたまりすぎた時に、水分を吸ってくれる役割も大きいです。
ちなみにすこやんは、足しぬかは使ったことがなく、いつも煎りぬかを足しています。そのほうが水分がよく吸い取れる気がするからです。
・昆布…うまみ・味が薄くなった時に入れます。
・唐辛子…防腐効果があるそうです。(ちぎって入れる場合、種をたくさん入れると辛くなるので気をつけてましょう)
・塩…特に水っぽい野菜を漬ける場合は、こまめに足します。
「もう捨てるしかない」は、どんな状態?
結論からいうと、かなりシンナー臭くなってしまったら修復不可能です。
そうなると、漬けた野菜もシンナー臭くて食べれたもんじゃないので、捨てるしかありません。
あきらめて新しいぬか床を使いましょう。
少しだけ臭いくらいなら、改善することがあります。
水分を減らしたり、塩分を足したり、唐辛子を足したり、よくかき混ぜたりしてみてください。
そのほか、数日混ぜない時などに、ぬか床の表面に白い膜のようなものが発生することがあります。
これは産膜酵母というものらしく、無害なので問題ありません。
白い部分だけ取り除くか、イヤでなければ中に混ぜ込んでしまってOKです。
では今日はこのへんで。