この記事は
・妊活中で、あれこれ手を尽くしているのに結果が出ない人
・妊活ファスティングの効果を知りたい人
に向けて書いています。
「ファスティングは妊活にもいい」と聞くけど、実際に効果があった人がいるのか知りたいですよね。
そんな方に向けて、すこやんの体験談をお話します。
結論からいうと、妊娠にまでは至りませんでしたが、目に見える効果がありました。
妊活ファスティングをしようか迷っている人が、ファスティングを始めるきっかけになるとうれしいです。
妊活ファスティング【実際に効果があった話】
最初に、すこやん家の状況について簡単にお話しておきます。
すこやん家の不妊問題
すこやん(妻)のマイナス要因 |
・卵管が狭い* ・AMHの値が低い(残っている卵子の数が少ない) |
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オットー(夫)のマイナス要因 | 精子が少ない(顕微授精でないと妊娠が難しいレベル) |
結婚後半年ほどしても妊娠しないので病院に行くとこのような問題を抱えていることが分かり、妊活開始となりました。
妊活ファスティングをする前に行っていたこと
▶病院で:
タイミング療法 → 人工授精6回 → 採卵・顕微授精&移植5回 → 着床前診断1回(判定:遺伝子異常)
⇒採卵で採った卵はグレードのよい胚盤胞まで育つのですが、移植をしてもいつも着床せずに陰性の繰り返しでした。
その後、着床前診断をしている病院に転院して検査したところ、案の定、受精卵が遺伝子異常*だとわかりました。いくら移植しても着床しないわけです。
▶自宅で:
サプリメントを夫婦で飲み続けました。
マカ・亜鉛・黒にんにく高麗人参・妊活サプリ(葉酸など妊活に有効な成分がブレンドされたもの)・DHEAなど
⇒サプリメントは、どれも大きな効果は感じられませんでした。体感だけでなく、実際に病院で精子の検査などをしても、あまり変わりませんでした。
DHEAだけは効果があり、血液検査の値がすぐに改善しましたが、抜け毛の副作用があります。
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運動
体内のミトコンドリアを増やすため、ウォーキングをしました。
とくに採卵の期間は1日40分くらい歩いてましたね。採卵数日前なんかは2~3時間とか歩き回ってました。
⇒効果があると断言はできませんが、採卵周期に先生に「卵の分割速度が速い」と言われたことがあるので、運動はいい方向に働いているように思います。
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神頼み
旅行に行くたびに、子授けにご利益のある神社はないか探してお参りしました。
ドラマ「隣の家族は青く見える」で話題になった「木村さん」をスマホの待ち受け画面にしたりもしてましたよ。
妊活ファスティング開始
「ファスティング」との出会い
数年前まで、「妊活ファスティング」どころか「ファスティング」についてすら、ほとんど知りませんでした。
ある日、いいダイエット法はないかYouTubeを見ていると「3カ月で10キロやせる」というタイトルに目がとまりました。
見てみると、ファスティングをするとやせるとのこと。そして、そのYouTuberさんは、ファスティングマイスター(ファスティングの専門家)でした。
さっそく実行してみたところ、ほんとうに月2キロやせたことで、ファスティングに目覚めました。
当時は原因不明の激太りで悩んでいたので、ほんとうに救われました。今ではファスティング開始から計15キロ以上やせています。
「ファスティング」と「食生活の改善」はセット
ファスティングをすると、同時に食生活も改善することになります。
準備食・回復食の間(ファスティング前後の準備期間)は化学調味料抜きの栄養バランスのよい食事をとらないといけないので、メニューを考えたりしているうちに知識がついていきます。
またデトックスや宿便についても、実感できるようになります。
すこやんはダイエットで知ったYouTuberさんの番組をすべて見て、食についてたくさん学び、食生活を改善しました。
以前はカップラーメンやスナック菓子が大好きだったのですが、今では以下のような生活を送っています。
・自宅の調味料はすべて化学調味料無添加
・野菜は産直市で買う(なるべく無農薬)
・スーパーのお肉は買わない(肉自体あまり食べないのですが、食べるときは安全なお肉をお取り寄せ)
・乳製品はあまり食べない(牛乳など)
・小麦はあまり食べない(グルテンフリー)
・台所用品でプラスチック製のものは使わない
ちょっと極端に思うかもしれないですが、これだけ日本に不妊が広まったことと乱れた食生活には関連があると思っています。妊活だけでなくガンにならないためにも、毎日のことには気をつけるようになりました。
「妊活ファスティング」との出会い
ファスティングについて理解が深まってきたころ、「妊活ファスティング」なるものがあることに気づきました。
ファスティングがいろんなことに効果があるのは知っていたのですが、どうやら妊活に特化したファスティングのやり方があるようなのです。
ダイエットで知ったYouTuberさんに質問してみたところ、「妊活目的なら夫婦そろって3カ月連続が理想」と回答いただけました。
善は急げです。ダイエットで成功したので、妊活でも成功するかもしれません。さっそく実行することにしました。
妊活ファスティングの専門家もいるようですが、とりあえず自分たちだけでやってみることになり、マナ酵素を使って、1回5日のファスティングを、3カ月連続で行いました。
妊活ファスティングの結果
「妊活ファスティング」後の採卵
AMHの値が低いので、採卵の誘発方法はいつも「低刺激」です。
低刺激なので採卵の個数は、年齢にもよりますが2個くらいしか採れません。
ファスティング後の採卵は初めてだったので、もしもファスティングをすることが悪い方向に働いていたら…?という不安もありました。
2個しか採れない卵のうち、胚盤胞まで育ったものしか着床前診断に出せません。さらに着床前診断で正常だったものしか移植できないわけで…
「低刺激」での採卵+「着床前診断」は、とても可能性の低いことなのです。
とはいえ、ほかに選択肢がないので、今回も「低刺激」になりました。
採卵結果
すこやんの通っている病院は、採卵後に点滴が終わると、採卵してくれた先生が採卵結果を説明してくれます。
オットーと一緒に、ドキドキしながら結果を聞きにいきました。
先生:「4個ですね」
すこやん:「よん…こ?」
声が裏返っていました。
先生は「今回は多めに採れたね」とあっさりおっしゃってましたが、いやいやいや、これはうれしい予想外でした。
ファスティングで卵の質が上がることは期待していたのですが、低刺激なので、卵の数が増えるとまでは思っていなかったのです。
次にオットーの精子の状態も教えてくれたました。
こちらもいつもより少しよくなっていました!
2人ともウキウキしつつ病院を出ました。
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その後、採卵した4個の卵のうち2個が胚盤胞まで育ち、着床前診断の検査に回されました。
着床前診断の結果は、検査に回してから2週間程度で郵送で送られてきます。
ポストに入っていたのを見つけたときは、ドキドキでした。
結果は・・・
1個がモザイク、1個が染色体異常。
正常卵ではなかったものの、「モザイク」と見えた瞬間にオオッと感激しました。
妊活を始めてからいろいろ手を尽くしてきたけれど、目に見える形で前進したのは、これが初めてだったからです。
モザイクとは、「正常卵」と「異常卵」の中間くらいの卵というとわかりやすいかもしれません。
全体的には正常だけど一部の細胞で異常が認められた卵は「モザイク」と呼ばれています。
「モザイク」の卵は何番の染色体が異常かによって、移植してもほぼ大丈夫な場合と、移植しないほうがいい場合とがあります。
今回採れたモザイクは、あまり移植はすすめられないモザイクだったので、移植はせずにいったん凍結することになりました。
妊活ファスティング(まとめ)
今回、移植には至らなかったので妊娠にはつながりませんでしたが、妊活ファスティングをすることによって、初めて目に見える変化が得られました。
希望が生まれました。
すごくうれしかったと同時に、もっと早く知っていれば…というくやしさがあります。
妊活の早い段階で知っておきたかったこと
・ファスティングは、妊活にも大きな効果がある
・遺伝子異常の卵は移植しても着床しないので、早めに着床前診断ができる病院に転院すべき
すこやんは四国に住んでいますが、信じられないことに、今現在、四国で着床前診断ができる病院はありません。
お医者さんはわざわざ「うちは着床前診断してないから、異常かわからない卵でも移植しますよ」とは言ってくれません。
ですから、遺伝子異常について何の知識もなく移植を繰り返している患者さんも多いんじゃないかと思います。
すこやんは着床前診断について知ってから、神戸の「神戸ARTレディスクリニック」(大谷レディスクリニック)まで足を運んでいます。
交通費はかかりますが、着床前診断をしないで移植を繰り返すほうが、おカネと時間のムダです。
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妊活中だけど まだ病院にまでは行く気になれない人、
すこやんと同じように体外受精を繰り返しても結果が出ない人、
どちらの人にも、ぜひファスティングを試してみてほしいです。
ファスティングドリンクも安くはないですが、効果のないサプリメントを続けたり、体外受精をばくぜんと繰り返すよりはずっと安く済みますよ。
では、今日はこのへんで。
マナ酵素はこちらの記事で紹介しています↓
ファスティングのやり方はこちらで紹介しています↓