四国もしくは四国近県に住んでいる人で、
採卵&体外受精など、高度な不妊治療をしたいなら
「大谷レディスクリニック」がおすすめです。
(2018年に「神戸ATRレディスクリニック」に改名)
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この記事は、こんな人に向けて書かれています。
・とくに四国にお住まいで、採卵&体外受精など高度な不妊治療をしたい人
・体外受精&移植を繰り返しても、結果が出ない人
・いまは急いでないけど、もしものために高度な不妊治療について知っておきたい人
この記事の結論↓
・着床前スクリーニングを行っていない病院には、早めに見切りをつけよう(「大谷レディスクリニック」がおすすめ)
・病院選びだけでは足りない!同時に体質改善に努めよう(ファスティングがおすすめ)
以下に、くわしくお話していきます。
四国の人が高度な不妊治療するなら「大谷レディス」がおすすめ
四国から出ないといけない
四国に住んでいる人で、採卵&体外受精&移植など、高度な不妊治療を始めたいなら、早いうちに四国から出たほうがいいです。
理由は、着床前スクリーニング(着床前診断)を行っている病院が四国にはないからです。
2019年の現時点で、すこやんの知るかぎり1つもありません。
ですから、四国でどんなに評判のいい不妊治療の病院に行っても、着床前スクリーニングをしていない卵を移植されます。
どちらも、受精卵の染色体に異常がないか検査をすること。
厳密には以下のような違いがありますが、この記事ではわかりやすくするため、以降「着床前スクリーニング」とします。
「着床前スクリーニング」…夫婦には原因となる染色体の変異はないが、誰にでも起こりうる染色体の数的異常を調べること(一般に、女性が高齢になると異常の確率が上がります。大半の人はこちらに当てはまる)
「着床前診断」…年齢にかかわらず、次世代に重い遺伝性疾患を伝える変異を持つ夫婦が、染色体の異常を調べること(何百カップルに1組の割合)
着床前スクリーニングが必要なわけ
採卵した卵子は精子と合わせられ「受精卵」になります。
「受精卵」を5日ほど培養すると「胚盤胞」(はいばんほう)と呼ばれる状態になり、女性の子宮に移植できるタイミングになります。
このとき・・・
[着床前スクリーニングを行っていない病院の場合]
「胚盤胞」が、そのまま移植されます。
卵のグレード(見た目のよさ)だけ分かりますが、染色体に異常があるかどうかは検査されません。
[着床前スクリーニングを行っている病院の場合]
「胚盤胞」は、いったん病院から着床前クリーニングを行っている機関に送られ、染色体に異常がないか検査に回されます。
そして、検査で異常のあった胚盤胞は、移植されせん。
検査で正常だった卵だけ、移植されます。
※染色体に異常がある受精卵を移植した場合、ほぼ確実に着床しません。
万が一 着床したとしても、着床後に流産します。
だから本来は、移植をするすべての卵は、着床前スクリーニングをされるべきなのです。
イミのない移植は、大切なお金や時間をムダにしてしまうことになります。
着床前スクリーニングがあまり必要でない人
とはいえ、着床前スクリーニングがあまり必要でない人たちもいます。
それは、妻が30代前半くらいまでの若い人の場合です。
研究によると、受精卵のうち、染色体に異常がある割合は、30歳以下の人で30%、35歳の人で40%、42歳の人だと約80%くらいになるそうです。
なので、20代~30代前半くらいまでの人なら、7割が正常な卵なので、着床前スクリーニングをしなくても正常である確率が高いです。
10回移植したら、7回は正常卵に当たりますね。
妻が若い場合は、着床前スクリーニングに費用をかけるより、そのまま何回か移植してしまったほうがいいかもしれません。
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一方、アラフォー以上の女性が着床前スクリーニングをせずに移植すると、おみくじ10回引いて1~2回当たるかも…くらいの確率なので、毎回むやみに移植するのは、費用対効果が悪すぎます。
結論
・妻が若い場合
→着床前スクリーニングを受けずに数回移植してみるといいかもしれません
・妻がアラフォー以上、もしくは若いけど何回移植しても結果が出ない人
→早めに着床前スクリーニングをしている病院に転院するのがよさそうです
転院はわりと勇気がいりますが、一番の早道になるかもしれませんよ。
四国から通える病院
まず行ったのは「英ウィメンズクリニック」
着床前スクリーニングをしている病院に移るとして、じゃあ、どこがいいの? となりますよね。
お金や時間がたくさんある人なら日本中どこにでも行けますが、どちらもそんなにない、という人が大半じゃないでしょうか。
すこやんも超庶民なので、まず関東は視野に入れませんでした。
九州はちょっと遠い。広島・岡山・兵庫・大阪あたりなら、なんとか行けるかも…
いろいろ探してみたところ、神戸に「英(はなぶさ)ウィメンズクリニック」という評判のいい病院を見つけました。
「英ウィメンズクリニック」は、着床前スクリーニングをしています。
来院者の口コミもわりといいし、待合室とかシステムが超ハイテク!
今度こそ!とばかりに転院しました。
結果・・・
「英」は、よくなかったです。
もちろん、一個人の体験なので、「英」がいいという人もたくさんいると思います。
でも、もし親しい友達に聞かれたら、絶対にオススメしません。
ものすごくキレイな病院で、院内での連絡もすべてスマホの通知で行われるので、待ち時間が快適です。
でも、ただそれだけでした。
採卵後の結果が、前の病院と比べて急に落ちました。
いつもは「胚盤胞」まで育つのに、育たなくなりました。
着床前スクリーニングをするために転院したのに、卵が「胚盤胞」まで育たなくなってしまったのです。
おまけに先生(とくに地位が上の先生)の態度がひどすぎます。
時間に追われてピリピリしている感じで、余計な質問でもしようものなら、あからさまにイライラされました。
しかも、結果が悪くなってるのに、次の採卵を急いだほうがいいよといわれ、採卵するけどやっぱりまた結果が悪いという感じで、結局「英」は去りました。
「大谷レディスクリニック」
もし「英」に通ったことに1つだけイミがあったとしたら、それは今通っている「大谷レディスクリニック(神戸ARTレディスクリニック)」に通うきっかけになったことです。
「英」と「大谷」は、徒歩で15分くらいの距離しか離れていません。
「英」へ行く途中に、「大谷」が入っているビルの横を通ります。
「大谷」は、着床前スクリーニングを全力で肯定している病院です。
困りはてた患者さんたちが最後にたどりつくことから、“最後の砦”などと呼ばれたりしています。
「英」にいても悪いことしかないので、思いきってさらに「大谷」に転院しました。
県外に出たと思ったら、今度は県外で転院…。
いったい、どこまで行くのだろう…と悩みましたが、この転院は大正解でした。
「大谷」は、「英」ほど広い病院ではありません。
快適に待てる環境が整っているわけでもないですが、そもそも病院なんてそんなもんです。
いくら待ち時間が快適でも、結果が出ないとイミがありません。
着床前スクリーニングを希望する人は、最初にカウンセリングを受けることになっており、それが数か月待ちだったので、採卵に入るまでに少し時間がかかりました。
でも待つ価値はあります。
まず「大谷」で1回目の採卵から、結果が元に戻り、また受精卵が「胚盤胞」になるようになりました。
採卵の進め方も適切なんでしょうが、培養技術がかなり高いのではないかと感じます。
1個しか採卵できなかったときも、ちゃんと胚盤胞になりましたからね。
先生もいい先生ばかりです。
ちゃんと人間の心を持っていますよ。
病院選び + もう1つ大事なこと(体質改善)
体質改善
ここまで、以下のことについてお話してきました。
・着床前スクリーニングの重要さ
・着床前スクリーニングをしている病院は、四国にない
・四国近県でおすすめの病院は「大谷レディスクリニック」
あと、もう1つ知っておいてほしいことがあります。
それは、どんなにいい病院でも、「大谷」でも、患者の体の中にあるものを取り出すことしかできない、ということです。
「卵子」や「精子」を取り出して培養はしてくれるけど、もともとの「卵子」や「精子」の質を良くすることはできません。
「病院=“治してくれる場所”」ではなく、「病院=“結果を出す場所”」と考えるほうがいいと思います。
そして早く結果を出すためには、体質改善に努めることが大事です。
・何もせず病院まかせ → 「卵子」「精子」の質が変わらないので、なかなか結果が出ない
・体質改善をしつつ病院へ → 「卵子」「精子」の質が向上するので、早く結果が出る
「体質改善」には、一般にこんな方法があります。
・食生活を正す
・睡眠時間を規則正しくする
・運動・ウォーキング・ヨガなどをする
・漢方などを試す
など
すこやんはどれも試してきましたが、経験からいって一番効果があったのは「ファスティング」でした。
ファスティングは、他の方法では実現できないほどデトックス効果が高く、体中の有害物質をかなり排出することができます。
また、卵の分割に必要なミトコンドリアを活性化させ、細胞を若返らせるような効果もあるとされています。
「病院」と「体質改善」を組み合わせよう
ポイント
・いい病院を選ぶこと
・同時に体質改善もすること(おすすめはファスティング)
「病院」と「体質改善」をセットで!
高齢だからとか、AMHの値が低いからといって、焦って毎月採卵しても、あまり成果は出ません。
「卵子」や「精子」の質が変わってないからです。
もちろんお金が山ほどある人は毎月採卵してもいいですが、そうでない人は以下のような計画がおすすめです。
・体質改善に努めて、「卵子」「精子」の質を向上させる
・病院は“結果を出す場所”と心得え、採卵は年に1~2回くらいにする
例)
3カ月~半年間、体質改善をする(ファスティングなど)
↓
採卵してみる
↓
ダメだったら、また3カ月~半年間、体質改善をする
↓
採卵してみる
気持ちは焦りますが、急がば回れです。
「年齢を増すごとに卵の状態は悪くなる」と言われますが、すこやんは3カ月連続でファスティングをしたあとに、以前よりもいい結果を出すことができました。
ぜひ試してみてください!
では、今日はこのへんで。
☆着床前スクリーニングや染色体異常について、もっと詳しく知りたい方は、「大谷レディスクリニック」の院長先生が書いた本がおすすめです。
ファスティングドリンクは、こちらで紹介しています↓
ファスティングのやり方は、こちら↓
すこやんの体験談、こちら↓