ゆるっと英語

動名詞(~ing)を自由に使おう!【ニック式英会話】

動名詞(~ing)を自由に使おう!【ニック式英会話】

今日のテーマは「動名詞」

すこやん
すこやん
学校の授業で習った「動名詞」を覚えてる?

オットー
オットー
動詞に-ingをつけて、名詞みたいに使うやつだろ?

すこやん
すこやん
そのとおり!

でも「動名詞」は、学校で教わったよりも、もっとずっと自由に使えるんだって♪

 

この記事を読むと、こんなことが言えるようになります。

I miss him being kind. 彼が優しかったころが、恋しい。

Him not coming is a problem. 彼が来ないのは、問題だ。

オットー
オットー
こんな形…アリか?!

今回もYouTubeの「ニック式英会話」をまとめつつ、みなさんとシェアしていきたいと思います。

学校で習わなかった動名詞の使い方をマスターして、いろんなことを自由に話そう!

動名詞(~ing)を自由に使おう!【ニック式英会話】

動名詞(~ing)を自由に使おう!【ニック式英会話】

ニック式英会話とは?

2018年からニック先生が始めたYouTubeの番組。ニック先生とは、ニック・ウィリアムソンという有名な英会話の先生で、本やアプリなども出されています。とーっても解説が分かりやすいので、目からウロコ状態になること必至!英語が苦手な人も好きになれるかも♪

今回は、YouTubeのニック式英会話の「映画で英語を学ぶ」というシリーズの1つ(#2)です。

では、さっそく始めましょう。

 

今回のポイント

文のどこかに名詞があれば、その名詞をもっと具体的な動名詞に置き換えることができる

海外ドラマ:SUITS(スーツ)からの例文

Him asking isn't the same as you accepting.

彼が提案したことと、あなたが受け入れたことは違う。

 

解説

この文、複雑そうに見えますが、実は「A isn't the same as B.」(AはBと同じではない)という簡単な文型です。

AとBの部分を動名詞にして、より具体的な話にしています。

「Him asking」と「you accepting」が、それぞれ動名詞で、ひとかたまりです。

 

Him asking isn't the same as you accepting.

 

Him asking 彼が提案したこと

you accepting あなたがそれを受け入れたこと(OKしたこと)

isn't the same as 同じじゃないわ。

 

ドラマ「スーツ」の中で、「提案されたからやったんだ」と責任のがれしようとしている登場人物に対して、「提案したのは彼だけど、OKしたのはあなたでしょ?」と責めているセリフです。

 

文のどこかに名詞があれば、その名詞をもっと具体的な動名詞に置き換えることができる

文のどこかに名詞があれば、その名詞を他のものに置き換えることができます。

例)I miss you. 君が恋しい

この文で「you」は名詞です。

ということは、I miss のあとは、名詞なら何でもありえます。

逆に、名詞じゃないものは絶対にありえません。

 

「you」を他の名詞に置き換えてみましょう。

・I miss Japan. 日本が恋しい 

・I miss high school. 高校のころが恋しい 

・I miss live alone. × 動詞は続けられません

 

↓ 動詞を続けたいときは?

 

動詞は、-ing をつければ名詞に変えられる

動詞に-ingをつければ、名詞(動名詞)になるので続けられます。

・I miss living alone. 1人暮らしだったころが、恋しい 

・I miss working there. そこで働いてたころが、よかったな 

I miss のあとは名詞しか続けられないという事実は変えられないけど、動詞でも名詞に変えれば続けられるのです。

 

↓ 形容詞を続けたいときは?

 

形容詞は、being をつければ名詞に変えられる

形容詞の前に「being」をつければ、名詞(動名詞)になるので続けられます。

・I miss young. × 形容詞は続けられません

・I miss being young. 若かったころが、よかったな 

・I miss being single. 独身だったころが、よかったな 

 

↓ 否定のことを言いたいときは?

 

動名詞に not を入れれば、否定のことも言える

動名詞の前に「not」を入れるだけで、否定のことが言えます。

・I miss not working. 働いてなかったころが、よかったな

・I miss not being busy. 忙しくなかったころが、よかったな

 

↓ 自分じゃない人のことを言いたいときは?

 

動名詞に him / her / them などを入れれば、他人の行動も言える

動名詞の前に、him / her / them などの人称代名詞を入れれば、動名詞が誰の行動なのかを言いあらわすことができます。

人称代名詞の「目的格」を入れます(人の名前の場合は、そのまま入れます:Tom なら Tom のまま)

すこやん
すこやん
「目的格」という言葉を覚えてる?

学校で、I - my - me / He - His - Him / They - Their - Them とか、人称代名詞の活用を暗記したと思うけど、その3番目のやつが「目的格」だよ(下線)

・I miss him working here. 彼がここで働いてたころが、よかったな

・I miss her being kind. 彼女が優しかったころが、よかったな

・I miss Tom working. トムが働いていたころが、よかったな

すこやん
すこやん

この形、学校ではあまり習ってないから、なじみにくいんだけど、これが本当にネイティブがいつもしゃべってる英語なんだって。

だから自信をもって、どんどん使おう!

 

↓ 「not」と「him」、両方入れたいときは?

 

「not」と「him」、両方を入れるときは、人が先

「not」は動詞にくっついているイメージ

I miss him not coming. 彼が来てなかったころが、よかったな

 

動名詞(~ing)の使い方 まとめ

動名詞(~ing)の使い方 まとめ

動名詞の使い方について、学校で習わなかったことも出てきたので、ここでいったん整理しておきましょう。

動名詞の使い方 まとめ

・文中に「名詞」があれば、その名詞は「動名詞」に置き換えられる

「動詞」は、-ing をつければ名詞(動名詞)に変えられる(living)

「形容詞」は、being をつければ名詞(動名詞)に変えられる(being young)

動名詞に not を入れれば、否定のことも言える(not -ing)

・動名詞に (him / her / them など)を入れれば、他人の行動も言える(him -ing)

「not」と「人」の両方を入れるときは、人が先(him not -ing)

オットー
オットー
いろんなことができるんだな! 動名詞、あなどれん…

すこやん
すこやん
文のどこかに「名詞」があれば、それを「動名詞」に変えるだけで、わりと自由に話せそう

さらに大事なポイントとして:

him working here  や him not coming1つの名詞(動名詞)としてとらえること

 

最初の例文:I miss you. の「you」の代わりに置き換えられているということを、意識しましょう。

 

さらに動名詞(~ing)は、文の主語にも使える

動名詞(~ing)は、文の主語にも使える

ここまでの例文は、目的語に動名詞を使ってきました。

I miss you.

 ↓ 目的語の「you」を「being young」に置き換えて

I miss being young.

さらに文の主語も「名詞」なので、文の主語も「動名詞」に置き換えられます

 

例)That is a problem. それは問題です

「That」(名詞)を、いろんな名詞(動名詞)に置き換えられます。

Him not coming is a problem. 彼が来ないことは、問題です

Her not being honest is a problem. 彼女が正直に話さないことが、問題です

Them not meeting the dead line is a problem. 彼らが締め切りを守らないことが、問題です

 

meet the dead line:締め切りを守る
すこやん
すこやん
Himから文が始まるなんて、なんかフシギ。

でもドラマでネイティブが使ってるなら安心だね

オットー
オットー
動名詞は、動詞に「s」がついたりしないし、be動詞が「is」か「am」か考えなくていい。時制も気にしないでいいからラクだ

すこやん
すこやん
そうそう。とっても単純な文型の「名詞」を「動名詞」に変えるだけで、いろんなことが言えちゃう

今回、最初に出てきたドラマ「スーツ」からの例文:

Him asking isn’t the same as you accepting. も、

「A isn't the same as B.」という簡単な文型でした。

ほかにも、ニック先生が紹介した例文

Me forgetting isn't the same as you lying.

私が忘れるのと、あなたがウソをつくのは違うのよ。(私は忘れただけだけど、あなたはウソついた!)

Me wanting to break up isn't the same as you cheating.

私が別れたがってることと、あなたが浮気することは違うのよ。(別れたい気持ちがあるのと、浮気することは全然ちがう)

 

「A isn't the same as B.」のAとBを動名詞に変えて、実際に英文をつくってみよう!

「A isn’t the same as B.」のAとBを動名詞に変えて、実際に英文をつくってみよう!

今回 習った動名詞を、「A isn't the same as B.」に当てはめてみよう。

すこやんが考えてみた例文

Me speaking in public isn't the same as you speaking in public.

私が人前で話すことと、あなたが人前で話すことは違う。(私は慣れてないの)

Trying something and failing isn't the same as not trying.

挑戦して失敗することと、挑戦しないことは違う。

すこやん
すこやん
よし、できた。合ってるかどうかより、とりあえずやってみることが大事! ぜひ1文作ってみてね

では、今日はこのへんで。

・・・・・・

今回の動名詞の使い方は、前に紹介したニック先生の本「中学レベルの英単語でネイティブとペラペラ話せる本」にも載っています。

めっちゃくちゃ分かりやすいので、YouTubeの「ニック式英会話」と合わせてオススメです♪